2020年7月15日水曜日

海上自衛隊 潜水艦 ちよだ

海上自衛隊潜水艦に関係する「ちよだ」という名前は、潜水艦救難母艦の新しい名前となっています。この「ちよだ」という名前を受け継ぐのは、日本の艦艇としては4代目。 

艦名に由来しているのは、江戸城の別名である千代田城から。潜水艦の救難艦と潜水母艦の機能を合わせ備えた、新艦種ともなっている潜水艦救難母艦の端緒です。

潜水艦にとってはまさに母親ともいうべき存在で、2015年の10月13日、岡山県玉野市にある三井造船玉野事業所で起工、2016年となって10月17日に進水式を迎えています。

実はこの時は、少し話題に上がっています。と言うのも、同じ艦名を持つまだ現役潜水艦救難母艦がいたからです。

もっとも同じ日同じ時間、横須賀船越地区に於いて、先代となった潜水艦救難母艦の「ちよだ(AS-405)」は退役しています。
こちらは1985年の3月25日に就役し、33年間に渡る長い歴史に終止符を打ちました。







海上自衛隊では珍しいことですが、艦名を受け継ぐことになったのが、最新鋭の潜水艦救難艦「ちよだ(ASR-404)」です。

新しく名前を受け継いだ「ちよだ」は、三井造船玉野事業所のドックで約3年間の時をかけ建造されました。

待望の日がやってきたのは2018年の3月20日。多くの来賓や海上自衛隊関係者らが見守る中、自衛艦旗を受け取っています。

この真新しい自衛官旗が艦尾に翻り、この日から新鋭の潜水艦救難艦「ちよだ」は海上自衛艦の一隻となりました。

一方横須賀の「ちよだ」は、逆に翻っていた自衛艦旗を返納、自衛艦としての使命を終えています。

まさに生まれ変わりを見る思いの、「ちよだ」という名前ですね。






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