海上自衛隊でいうところの潜水艦の深度は秘密のベールに包まれています。考えてみれば当たり前で、海の忍者とも呼ばれるのが軍事用潜水艦。
海中に潜んでいて敵の艦船攻撃をするため、静粛性はもちろん潜航深度や連続潜航時間など、一切が機密扱いとなっています。
ここでいう潜航深度は、いかに深く潜れるかの潜水艦のポイント。潜水艦の性能を示す、核心部分を伴っています。
東アジアを見渡すと日本のほかに、中国(中華人民共和国)や韓国、台湾、ロシアなどが潜水艦を保有しています。
ただ日本みたいに潜水艦を独自設計したり、建造したりできる国はそう多くありません。韓国や台湾も他所から輸出用の潜水艦を導入しています。
また中国は設計と建造を自前でしているものの、潜水艦先進国のロシアの技術研究のため輸出用潜水艦を12隻購入しています。
輸出用となっている潜水艦は、販売用のカタログスペックとして潜航深度を公開。なのである程度の数値は読み取れます。ただ輸出にあたって、自国の潜水艦よりはスペックダウンさせているしている可能性は大です。
2020年6月20日のこと。鹿児島県の奄美大島の沖合を他国籍の潜水艦が、潜航状態で西に進むのを海上自衛隊が確認しています。
一般には防衛機密として公にされませんが、こういった事態からも潜航深度など、つかんでいるのかも知れませんね。
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