海上自衛隊の潜水艦では、ドルフィンマークが大事にされています。海上自衛隊の横須賀教育隊の教育期間が終わると、潜水艦乗りは呉市の潜水艦訓練教育隊で、5ヶ月間の専門教育。
さらに潜水艦で実地の5ヶ月間の実習。これが終わって初めて潜水艦乗員として認められ、ドルフィンバッチが与えられます。
ゆえに新米の乗員からベテランまで、胸に潜水艦乗りの証でもあるドルフィンマークを付けている以上、それぞれの場での重責と誇りを持っています。
潜水艦乗りの勤務は、まったく快適でも楽でもありません。使命感と誇りを胸に任務についています。
航海中、潜水艦乗りは3交代制で基本的に勤務しますが、潜望鏡操作者を除き太陽や星を見る者はいません。
さらに潜航前は、必要な艦内のバルブ開閉状況などの確認作業が厳密に行われます。千を越えるバルブ状態が適正かどうか確認するのは、骨の折れる作業。
ただ、水中潜航することの危険性を知りつくしている潜水艦乗りは、絶対にそれをおろそかにはしません。
そして、潜水艦乗りは人間はミスをすることも知っています。なので愚直なまでダブルチェックをします。そういった努力を惜しまない姿勢が、ドルフィンマークにこもっています。
何かカッコいいですね。
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