海上自衛隊の潜水艦では、お風呂のこともよく話題に上がります。第二次世界大戦当時の日本海軍と違って、海上自衛隊の潜水艦ではシャワーなどの風呂設備が整備されています。
狭い空間内で生活をする潜水艦では、衛生面はとても重要。もちろん真水タンクにある水の容量は限度があり、真水の使用は潜航中は厳しく制限されています。
しかし、お風呂に入ることもできます。こちらは海水をくみ上げてから、蒸気で沸かす海水風呂。体の消毒には抜群ですが、生傷がある時は悲鳴が上がるそうです。
今と違い戦時中は、ろくに体を洗うこともできなかったそう。悪臭がひどかったという記録もあります。
敵の警戒が厳しくなってからは、夜間以外は潜航していなければならない状況でした。このため水の燃料となる空気が補給できず、ほとんど真水をつくれなかったそうです。顔を洗う水にすら困ったと伝わっています。
ただ敵の警戒が少ない状況になると、昼間も水上の航行ができました。
真水も好きなだけ作れたので、乗組員はシャワーを1日置きに使えたそうです。状況によって変わるということですね。
海上自衛隊の潜水艦乗りが少なくなっている状況では、お風呂設備などの快適さも追求していかなくてまなりません。
リフレッシュすると勤務にもいい影響ですね。
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